そんな自分がいや

倫理系の授業で見せてもらった、某国のドキュメンタリーのビデオに涙出そうになるくらいムカついた。
死んだ人の精子を使って子供を作ることについての内容でね。
ピストルが空だと思ってふざけてたら実弾が入っていて、誤って頭撃ち抜いちゃったた息子の精子で孫をつくりたいっていうご婦人と、薬の誤飲で亡くなった男性の息子が欲しいっていうそのご家族と奥さんが出てくるのさ。
一人息子を失った母親の悲しみははかりきれません！
とか、
孫ができれば私は悲しみを乗り越えられると思います！
とか、言うんだ。
当然反対派は多数なのですが、彼らの言い分も、皆決まったように
出産は神の御技です。
倫理に反します。
こればっかり。

倫理とか以前にさぁ、そういうこと許しちゃったら本当にお金持ちだけが幸せになれちゃうじゃん。
そういう技術が許されるってわかったら、知ってるのにお金が無いから何もできないなんて人は苦しみが増幅してしまうじゃん。
ふざけんな。
自分ばっかりが不幸だと思うなよな。
子供を無くした母親が世界に何万人いると思ってるのかな。
悲しいに決まってるけど、人は死ぬよ。

逆に考えれば死んだ息子や夫は最愛の人の死を見ることが無かった点で幸せなんじゃないのかな。愛って何よって感じだけど。
そんなこと考えてる余裕は無いんだろうけど。
自分冷たいのかなってたまに思うけど、頭で考えてるだけできっと現実には対峙できないんだろうな。